従業員数20名未満の警備会社×従業員数500名以上の警備会社

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従業員数20名未満の警備会社×従業員数500名以上の警備会社

この記事は、警備会社のM&Aに興味がある経営者向けに従業員数20名未満の警備会社×が従業員数500名以上の警備会社のグループ会社となったM&Aの成約事例を取り上げています。本記事では、赤字に陥り、資金繰りの観点で早急なM&Aの成立が求められていた中で、どのように担当アドバイザーの譲受企業とのマッチングを進めたのか、無事M&Aが成立した後の創業社長の状況について記載されています。

M&Aに至る背景

本件の創業社長は70代後半、一時は50名近くの隊員を抱えていた2号警備の会社でした。

しかし、隊員の高齢化に伴い退職者が出る一方で、採用がうまくいかず、

本件の担当アドバイザーが支援を開始する際は、隊員数が20名未満に減少してしまって

おりました。そして、この規模の縮小により、赤字に陥ってしまい、資金繰りの観点で

10ヵ月以内にM&Aを実現できないと会社が存続できないという切迫とした状況でした。

マッチングから成約に至るまで

創業社長や会社の内勤者の方にご協力いただきながら、担当アドバイザーは会社の状況を

入念ヒアリングし、スピード感を持って会社の強みや改善ポイントを分析いたしました。

財務状況は厳しかったですが、財務上の数字では表れない大手ゼネコンとの顧客基盤や

隊員の有資格者の数や年齢の若さなどの強みもありました。担当アドバイザーはこれらの強みを

詳細に候補先企業に提案することで、ちょうど譲渡企業の営業エリアに進出し始めていた

パートナー企業とのマッチングが実現でき、無事、M&Aを成立することができました。

M&A後の状況

現在でも創業社長は代表取締役として継続勤務しております。

グループのサポートをうけることで、単独で経営していた時よりも、

資金繰りや営業が楽になって、安心して経営ができるよう になりました。