従業員数100名規模の警備会社×従業員数1,000名以上の警備会社

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従業員数100名規模の警備会社×従業員数1,000名以上の警備会社

この記事は、警備会社のM&Aに興味がある経営者向けに従業員数100規模の警備会社が従業員数1,000名以上の警備会社のグループ会社となったM&Aの成約事例を取り上げています。本記事では、創業社長が事業が順調に推移していた中で、会社の承継方法の一つの選択肢としてM&Aを検討し始めた背景、譲受企業とのマッチングのプロセス、M&A後の状況について記載されています。

M&Aに至る背景

本件の創業社長は50歳になったのを機に、会社の承継方法について検討し始めました。

ご子息がおりましたが、まだ学生で「将来会社を継ぐ意思があるのか」、

「後継者にふさわしい能力があるのか」はまだわからない状況でした。

従業員の中にもふさわしい人がいない中、 一つの選択肢として考えていたのがM&Aでした。

当時、売上は2年連続20%近く成長していた状況で、今後さらに売上を伸ばすことを目標とし、

事業拡大に邁進していたタイミングでした。しかし、一方で、

「自分の身に何かあったら継げる人がいない」、

「隊員の採用が困難の中、さらに売上を拡大できるのか?」等の

不安も同時に抱えられていました。

担当したM&Aアドバイザーと出会ったことをきっかけに、

「自社の成長を加速させてくれる適切な相手がいるのであれば、

将来的な後継者問題も解決でき良いのではないか」ということで

具体的なM&Aの検討を始めました。

マッチングから成約に至るまで

創業社長の奥様にもご協力いただきながら、譲渡企業の強みや創業社長の将来的なビジョンを

入念にヒアリングさせていただいた結果、 本社は離れているものの、

創業社長と同じく成長意欲が高く、お互いに協力しあえる 警備会社を候補先として

ご紹介しました。 両社は代表同士の面談や本社見学を通じ、

お互いの価値観やビジョンのすり合わせを 経ることで、会社名も変わらず、

創業社長も代表取締役として継続勤務する条件で 無事M&Aが成立しました。

M&A後の現状

グループ会社となり、譲渡企業はM&A前より従業員数は20%増加、

売上高も30%増加しました。

創業社長は、個人保証などのリスクを負うことなく、かつ譲受企業のサポートを受けることで

自社単独では獲得できなかった仕事も受注できるようになり、

M&Aをして良かったと 満足していただいております。